運動音痴だが、陸上部

今週のお題「わたし○○部でした」

部活と言えば中学時代の陸上部がメインです。足が速かったとか、走るのが好きとかいう理由で入部したのではありません。友達が入ったから、ただそれだけの理由で、恐らく何の考えもなしに入部しました。

確か100メートルは18秒越え、走高跳は1メートル未満で脱落、ハードル走はそもそもハードルを飛び越えられず、股を強打して悶絶した記憶があります。今思えばクラスでも最下位と言っていいほどの運動音痴だったのに、陸上部に入ったのは無謀もいい所でした。

30年近くも昔の話なので、ほとんど記憶が残っていないのですが、まあ試練の連続でした。新人戦とかいうものがあって、市外までバスで競技場へ行って100メートル走をしたり、夏休みも毎日暑い中、市営グラウンドでマラソンをしたり……。自分で言うのも何ですが、忍耐力みたいなものは陸上部で身に付いたのかもしれないと思います。当時は熱中症という言葉を聞いた覚えがありませんし、水分補給も部活動が終わるまで禁止というのはザラでした。まあ昔は今ほど気温が高くなる事もありませんでしたけれども。

こう考えれば運動音痴な私でも陸上部に入って学べた事はあったわけです。それにしても今思えば無謀もいい所です。文化部とか、運動部以外もいくらでもあったのに陸上部とは……。最近では何事にも消極的になってきて、挑戦する前に言い訳で終わってしまう事が多くなってきました。中学時代の無邪気な(?)挑戦力というものが羨まく感じられる今日この頃です。