苦手なリーチフォークリフト

フォークリフトについて参考になるブログ様。

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経歴の長さはアテにならない

フォークリフトの免許を取って20年近くになります。最初はカウンター(フォークリフト)。次はラック格納用とピッキング専用のフォークリフト。最後にリーチフォークリフトで、乗っている期間は忘れましたが5年くらい。経歴だけ見ればベテランのはずで、転職の面接の際もそう見られました。

しかし自分でも痛感していますが、下手くそです。一番簡単なのはピッキング用のフォークリフトだったのですが、恐らくコスト面から見ても相当大規模な物流センターのみにしか無いのではないでしょうか。私の見る限りは、ほとんどがリーチフォークリフト、次にカウンターフォークリフトです。


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リーチフォークリフトの怖い所

リーチフォークリフト、略してリーチフォーク、さらには単にリーチと呼んだりしますが、レバー操作がスムーズにいきません。メーカーによって爪の昇降と伸縮のレバーの位置が逆というのも混乱の原因です。腕が短いのもやりにくい原因の一つだと思います。足が短くて困った事はあまりないのですが、腕が短いとレバーを離して操作しないとなので云々。けれども小柄な女性がスイスイ作業しているのも見ましたし、結局はセンスという、どうにもならない部分なのかもしれません(涙)。

今いる倉庫で色々な事情から私は重量物を扱うのですが、1.25トンもある商品をラックの最上段に格納・ピッキングする事も多々あります。その際、尻(乗っている本体部分)が明らかに浮いています。超小心者の私は恐怖でいっぱいです。重量オーバーでリフトが前に転倒するのではないだろうか、と。リーチリフトは非常に不安定なので、そんな重量物を抱えたまま旋回と昇降を同時にするとハンドルが効かなくなってラックに激突しそうになります。なので旋回と昇降は分けてやらざるを得ません。

会社によってルールが違う

物流倉庫、物流センターは4か所ほど経験していますが、全部ルールが違います。今思えば、2社目がルールはしっかりしていました。

  • ヘルメット必須
  • 基本的に前進走行禁止

ヘルメットは論外ですが、リーチですごいスピードで前進していく現場には驚きました。カウンターもそうですが、基本はバック走行のはずです。荷物を抱えているのなら余計視界が悪くなるのでなおさらです。

「考えて仕事をしろ」とよく言われましたが、爪を伸ばした状態で全速で前進しているお前は自分の運転が危険だとは考えないのか、と心の中で罵っていました。よっぽど広くて視界が開けた所ならいいでしょう。しかしそこは荷物で溢れた狭い通路で、人もよく横切るのです。いやはや、慣習というのは恐ろしい事です。

車に比べてフォークリフトのルールはいい加減です。これでも昔に比べればマシになっているそうです。ルールが統一・整備されるよりも、自動化・AIロボットによってフォークリフトそのものが淘汰されていくのが早いかもしれません。