お飾りになったメモ帳 - 40代で転職した男の失敗 -

今週のお題「メモ」

紙のメモ帳の画像

このご時世に、紙のメモ帳を使うとは

43歳にして転職して入社半年目の新人です。入社してまもなくの頃はそれはもう、ことあるごとにメモしていましたよ。なにせ、物覚えの悪さには自信がありますから。

自分が興味があることだったらどんどん覚えられるでしょう。しかし今就いた仕事は、生活のために仕方なくやっているもの。もちろん面接の時は、そんな本音はおくびにも出しませんでしたけどね。とりあえず「わかりました」と応えると相手の心証もいいでしょうから連発していたんですけども、実際はわかっていません(笑)。だって、教える側も暇じゃないですし、ただでさえ立場の低い私には「わかりません」だとか、あれこれ質問するというのは気後れしてできませんでした。

最近だとさっぱり職場でメモを取っていません。というのも新しい業務を任せてもらう事がなくなりましたから。入社して1か月目からそれほど成長していない事になります。そりゃあ多少効率よく、さらには適度に楽をする術みたいなものは身に着けましたけどね。胸ポケットには、お飾り同然のメモ帳は一応入っております。

メモというものが効果があるものなのか、率直に言ってわからないのです。あやふやだった記憶を確かなものにしてくれる事が期待できそうなメモ帳。しかしいつしかメモを取るという行為で満足してしまって、それを生かす事を考えていなかった自分に気づいたのでした。