美人の湯(新潟県加茂市)、ビール好きにうれしいバスでのアクセスが良い日帰り温泉

美人の湯の良い所
  • バスでのアクセスが良い
  • 粟ヶ岳を見ながら露天風呂に入れたり休憩できたりする
  • ひぐらしの鳴く声を聞きながらの露天風呂は癒される(季節限定)
  • ポイントがたまりやすい
  • wifi
美人の湯のイマイチな所
  • 入館料がやや高い(800円)
  • 食堂の料金が高い
  • 飲食物の持ち込み不可
  • 売店と自販機のラインナップ(アルコールとつまみ)が少ない
  • 内湯の謎の白い浮遊物
かもんバス(市民バス)で美人の湯へ

信越本線、JR加茂駅の東口から出てすぐにバス停があり、バスで美人の湯へ行く事ができます。温泉でビールを飲むつもりの人間にとってはありがたい事です。七谷線のバス停の時刻表には美人の湯が終点である事を表す(美)と書かれているものもありますが、それ以外も美人の湯は通ります。市民バスとありますが、加茂市民以外でも乗れます。料金は市内ならばどこで降りても200円(2023年7月19日現在)。

かもんバスで美人の湯へ行った場合、フロントに言えば帰りのバスの無料チケットをもらえます(着いた時、帰る時のどちらでもOK)。

都会と比べれば少ないのでしょうが、この近辺で約1時間に1本バスが来るというのは破格の量です(笑)。しかも美人の湯の閉館時間にもちょうどバスがあるので一日中温泉を堪能できます。

私はどうもバスが苦手で、加えて美人の湯という名称から女性向けなのかと勝手に想像して行くのが億劫になっていましたが、意を決してかもんバスに乗ります。当然ですが整理券は無し、行先の案内表示もありませんでした。次のバス停のアナウンスもマイク無しで運転手の方が言っていますが聞き取れませんでした。

加茂は故郷なのである程度土地勘はありますが、七谷方面はほぼ行ったことがありません。美人の湯終点のバスでは無かったため、次降りますのボタンを押さなければなりません。七谷小学校を過ぎた頃から準備をしていましたが、美人の湯と書かれた大きな看板が見えたため、余裕をもってボタンを押す事ができました。だいたい私は心配性過ぎるのです。失敗しても殺されるわけでもないでしょうに。

美人の湯の看板の画像

例によって付近を散策するために、開館より1時間前に美人の湯に着きました。入口付近をうろついていると掃除をしている女性がいて、向こうから挨拶してきたのは好感が持てました。

そして散策ですが、周りには特に何もありませんねえ。遠くに粟ヶ岳が見えました。

粟ヶ岳を臨む画像

いざ、美人の湯へ

靴を下駄箱に入れてカギをかけて、そのカギを持ってフロントで受付をするというお決まりのパターン。ですが、やはり初めての場所は戸惑います。

吹き抜けになった天井に傘が並んで飾ってあるのは素敵でした。広間の休憩室は2階で、そこからは粟ヶ岳が見えました。隣が食堂、その反対の隣はトイレやアルコールを含む自販機がありました。

温泉入り口は一階奥で少々わかりにくいです。ロッカールームが狭いのはネットの口コミ通り。内湯はそれほど広くは無かったです。これも口コミにあったのですが、白い浮遊物が確かにたくさんありました。こういう所は潔癖症の人は無理なのでしょうが、潔癖症でなくてもちょっと……となるレベルです。開館して間もない時間だったのですが、何とか見なかったことにしました。(ちなみに午後遅くに入った時はなくなっていました。ロッカールームで掃除をしていた従業員の方を見かけたので、この方が撤去したのかもしれませんが、実際はどうなのかは不明。)

スチームサウナというのがあって部屋に誰もいなかったので入ってみたのですが、危険を感じる暑さでたまらず出ました。そもそもサウナ自体が苦手なのですが、アルコールも多少入っていたので利用は控える事にしました。

露天風呂は入ったところからは粟ヶ岳が見えました。周りは木々に囲まれ、ひぐらしの鳴く声も遠くから聞こえてきていい感じでした。あいにく雨が降ってきたのですが、雨天時でも露天風呂は利用できるようです。内湯・露天風呂とも温度は高めなのか、あまり長時間浸かっていられませんでした。

食堂の料金が高いのはこの辺りの日帰り温泉共通、売店も利益が出るためなのか、お土産用の物や衣類が中心でビールのつまみはスナック菓子くらいしかありませんでした。美人の湯は食堂・売店はギーバンド付属のバーコードで注文できましたが、自販機はできませんでした。帰りの際フロントでまとめて清算するのですが、食堂・売店で500円使うごとにポイントが1つつくのは珍しいです。ポイント2倍デーだったのを加えて5つもたまりました。20個で入浴無料になるようです(入湯税の有無は不明)。

1階フロントより少し行ったところがロビーのようになっていて大型テレビと椅子がたくさんあります。さらに粟ヶ岳を正面に臨める場所にリクライニングチェアが数台。それと暗めの部屋にもたくさんのリクライニングチェアと大型テレビ。思ったよりもくつろげるスペースはたくさんありました。

美人の湯は夜の幻想的な雰囲気がいい?

公式サイトを見ると、夜にライトアップされた美人の湯の画像があります。実はこれが楽しみの1つでした、帰りのバスの心配も無いですし。しかし今回行ったのは7月19日、日がまだまだ長い時期で、19時を過ぎても空は明るいのでした。仕事柄今は一番キツい時期で睡眠時間を削ることはできず、残念ながらライトアップされた美人の湯は次回への持ち越しとなりました。

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