いい湯らてい(新潟県三条市の日帰り温泉)、八木ヶ鼻の断崖を臨む露天風呂で非日常を楽しむ

いい湯らていの良いところ
  • 八木ヶ鼻の崖を見ながらの露天風呂は最高に気持ちいい
  • 施設全般に清潔感がある
  • バーコード付きキーバンドで食堂や自販機での買い物が楽
  • 一人用テレビ付きリクライニングチェア
  • wifi有り
  • 漫画本がある
いい湯らていのイマイチなところ
  • 入館料がやや高い(900円、ネット会員800円)
  • 食堂の料金が高い
  • 飲食物の持ち込み不可
  • 売店と自販機のラインナップが少ない
  • 温泉の塩素臭
  • 車以外で行く場合、夜間のアクセスが悪い
市内循環バス「ぐるっとさん」と越後交通バスでいい湯らていへ

長文になったので、いい湯らていへ行った感想は上記の箇条書きにまとめました。

いい湯らていの「らてい」「らてー」というのはたぶん新潟弁で、「~だよ」「ですよ」とかいう意味合いだと思います。

三条市内を走る、どこまで乗っても150円という循環バスに初乗車。バス停の時刻より10分ほど遅れて来ました。paypayが使えるようですが、無いので現金で支払います。細かい小銭が無い時は、運転席横の運賃入れの手前に両替機の箱(小銭用)と札入れがあるので、バスが停まっている時に両替します。500円を入れたら100円、50円、10円と細かく両替できて2度手間にならず良かったです。

東三条駅で降りて、今度は八木ヶ鼻温泉行きの越後交通のバスを待ちます。やっぱり10分ほど遅れて来ました。平日なので乗客は数人、終点まで乗ったのは私だけでした。運賃700円。結構高いと思いましたが、いい湯らていは想像以上に遠かったので仕方ありません。

いい湯らてい周辺を散策

せっかくなので付近を散策でもしてみようと、入館時間より1時間近く前に着くように行きました。

八木ヶ鼻の画像

いい湯らていのバス停を降りたところから見た八木ヶ鼻の崖

八木ヶ鼻の崖は絶景です。高所恐怖症の私は見ているだけで恐ろしくなってきました。何と崖部分以外の所から登れるんだとか。

例によって平日昼間から不審者全開の散策が始まりました。笠堀ダムというのを見ようかと思いましたが、相当距離があったので断念。いい湯らていと道を挟んだ向かいに大きな病院があって、中にデイリーヤマザキが有りました。いい湯らてい付近の川に吊り橋があったので渡ろうかと思いましたが、所々地面にすき間が有ったり、揺れたりしたので渡るのを断念。

……とまあこんな具合で、時間つぶしになるようなものは見つかりませんでした。開館時はフロントも混みますし、開館時間より少し遅れて到着するくらいでOKかなと思います。

ネット会員証取得と館内散策

いくつか日帰り温泉へは行ったことがあるのでわりとスムーズに受付までできました(カギ付きの傘置き場は使わなかったので使い方はわかりません)。入ったらまず靴を下駄箱に入れてカギをかけ、そのカギを持ってフロントで入館料を支払います。そしてバーコード付きのロッカーのキーバンドを受け取ります。私はネット会員登録があったので申込書を書いたり特典の説明を受けたりと少々時間がかかります。なので一応列の最後に並んでおきましたが。

応対は良かったです。欲を言えばもう少し年季の入った人の方がおもてなしが上手いのでしょうが、高級旅館ではないのでそこまでの接客を求めるのはナンセンスです。

平日で、無料定期バスの運行日を避けたので空いていました。混んでいたり、特に小さな子供がいたりすると嫌なので……。

とりあえず館内を散策します。今までの日帰り温泉の中で一番高いだけあって、広くてとてもキレイです。池が臨める半地下の明るい休憩室、1,2階にある暗めの部屋にあるテレビ付きリクライニングチェア、今回は入りませんでしたが男女別の仮眠室もありました。

着替え用のロッカールームも広いです。何だか会社のそれを連想される作りでしたが、狭いと色々と不快なので広さはけっこう重要ポイントです。

内湯から絶景の露天風呂へ

自動ドアからいよいよ温泉ルームに入ります。白を基調としたキレイな作りです。観葉植物があったりと今までの日帰り温泉よりもワンランク上に感じました。ジャグジーとさら湯(?)に浸かります。温度は高めであまり長時間入っていられません。

奥の出口の先にある階段を降りると露天風呂へ。まずは八木ヶ鼻の絶景が目前に広がる所。ここは狭くて2人が限度でしょう。近くの川を流れる音を聞きながら湯に浸かって断崖を見ていると、時間に追われる日常ーー仕事の事ーーを忘れる事ができるような気がします。崖との距離が丁度いいですね、近すぎずに適度に距離があるのでより荘厳に見えます。

さらに奥には広い露天風呂と寝ころびの湯というのがありました。文字通り仰向けの体勢で湯に浸かれて非常に楽ちんですが、混んでいる時に入るのは少し抵抗がある気がします。

内湯、露天風呂を含めて湯は無色透明でした。においは口コミにあった通り塩素臭です。私はアレルギー性鼻炎なためにそれほど気になりませんでしたが。腐卵臭の温泉もありましたが、温泉にいい匂いは期待できないのでしょうか。

マグマ風呂とロッキーサウナは今回は利用しませんでした。

レストラン、自販機、売店

レストランはメニューは豊富ですが、料金ははっきり言って高め。しかも飲食物の持ち込みは禁止なので、食事をするにはレストランを利用するしかないわけです。支払いはキーバンドについたバーコードをスキャンして帰る時にまとめて支払うシステムです。売店や自販機でもバーコードで購入できるので便利ですが、調子に乗ってポンポン買うと金額がとんでも無い事に。

自販機はアルコール類もありましたが、種類は少なく発泡酒第三のビール、チューハイなどはなし。売店はつまみ系は少なく、お土産・洋服類がメインでした。

総額6000円弱

バスは往復1550円、入館料800円、レストラン・自販機3275円。合計5625円。腰の療養とたまの非日常を楽しむための費用という事で……。

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