ゲームをするのは手軽に成長欲求を満たせるから

今週のお題「おとなになったら」

43歳になった今でもオンラインゲーム、ファイナルファンタジー11をプレイしています。

オンラインゲームFF11でプレイヤーが死んでいる画像

いわゆるガチャのA.M.A.N. トローブ。
2回連続はずれは結構萎えます。

ゲームはすぐに飽きてしまう

ゲームは子供がやるものだという先入観がありました。おとなになったらゲームは卒業するものだ、という風潮もあったような気がします。将来の夢も目標も特に無かった私にとって、おとなになるというのはゲームもできない、仕事ばかりの面白くも無い毎日、というイメージでした。実際おとなになってみて、ほぼイメージ通りです(笑)。就職したばかりの頃、若者にとって社会に出るというのは楽しみな事ではないのである、なんていう記事があって共感した記憶があります。

社会人になって一人暮らしを始めて、注意する人もいなくなったので仕事終わりや休日はたっぷりゲームに時間を費やしました。ただ、一つのゲームが楽しめるのはせいぜい1か月ほどで、コスパは悪いものでした。真三国無双2というソフトはもっと長く楽しめましたが、数少ない例外で、基本すぐ飽きてしまいます。

オンラインゲーム、ファイナルファンタジー11の登場

テレビゲームが大きく変わったのがオンラインゲームのファイナルファンタジー11の登場でした。そろそろインターネットを利用しようと考えていたので、このゲームが最後の一押しになりました。テレビゲームでも一人でやるのと友達とやるのとでは、その楽しさの差は段違いです。事実、このゲームで本当に楽しかったのはフレンドができて一緒にプレイした時です。

ゲームの中でも生き急いで疲れる

今はファイナルファンタジー11をプレイするのはウェルカムバックキャンペーンの時くらいです。今の会社は毎日が残業なので、仕事がある日のプレイ時間は数時間ほどしかありません。睡眠時間は絶対削れませんし、寝る数時間前のゲームも本来なら睡眠の質が下がるから控えるべきなのですが……。

時間が無いから余計急いでゲームをやります。色々なキャンペーンがあるので消化しないといけないし、プレイヤーを強くするコンテンツは周回モノです。気がつくと全然面白くないルーティンコンテンツばかりやっています。

まったりと楽しみながらやるのが一番いいのでしょう。でも強くなるための過程のコンテンツ自体が飽きもあってさっぱり楽しめません。ゲームをしない人から見れば、一体どこが面白いのか疑問に思う事でしょう。

なぜゲームをするのか

ゲームをする理由の1つはプレイヤーが強くなる、成長するという結果がわかりやすい形で得られやすいという事です。例えばRPGだと、敵を倒して経験値を得ればレベルが上がって強くなり、高価な武器や防具を入手すれば攻撃力や防御力が上がって強くなります。

私が経験している現実社会は違います。一生懸命仕事をしても給料は上がらず、評価されるわけでもありません。毎日のルーティンワークで、さっぱり成長の実感も無いし、事実成長なんてしていません。かといって面白いとか楽しいわけではもちろんなく、苦しい事がほとんどです。

ゲームは手軽に成長欲求を満たしてくれる便利なものです。これがゲームをする理由なのかもしれません。当然ゲームの中のキャラクターは成長しますが、プレイヤー自身はゲームが上手くなるなどといった以外の成長はありません。

厳しい現実社会で成長していきたいのならば、安易に成長できる(と錯覚する)ゲームには手を出さない方がいいかもしれません。